グルコサミンは本当に関節に良いの??【薬剤師がドラッグストアで勧めても相手のためにならないサプリメント③】

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グルコサミンは本当に関節に良いの?

 

こんにちは。たいきちです。

 

今回は「グルコサミン」サプリの解説です。

 

はじめに

 

皆さんは「グルコサミン」をCMなどで聞いたことはありませんでしょうか。

 

特にCMではおじいさんが膝を抑えながら、「ひざ関節の違和感を感じる方に」などと言われ、そこで売り込みの初回限定特別価格、今なら~円です。と紹介されています。

 

このように、CMでの違和感という言葉は、非常に抽象的ですよね。

 

痛みではありませんし、そもそも加齢とともに関節が痛くなったりすることは多いです。

 

原因は仕事であったり、運動習慣だったり、違和感を感じる人々の症状は十人十色です。

 

特にAmazonなどでもグルコサミン関連のサプリメントは多くあります。

 

そこで明記されていることは主に、歩く、立つ、座る、自分の力で暮らしていくための「行能力の向上」を助ける機能を確認している成分であるということ。

 

つまり、機能性表示食品との事です。

 

ではグルコサミンを摂取するだけでは違和感の意味が明らかでない以上、「関節痛」や行動機能の改善は見込めますでしょうか。

 

そしてそもそもグルコサミンとは何なのでしょう。本日は謎の多いグルコサミンについてご紹介します。

 

グルコサミンとは何か

 

グルコサミンは、グルコースとアミノ基が結び付いたアミノ糖のひとつです。

 

ヒトの身体では、軟骨や関節液などに存在しクッションの役割を果たしています。

 

サプリメントなどに利用されているグルコサミンは、主にカニやエビなどの甲殻から得たキチンを分解して作られています。

 

また、外部から摂取しなくてもヒトの身体の軟骨や関節液などに存在することからわかる通り、グルコサミンは体内で生成することができます。

 

ただし、加齢とともに生成できる量は減少します。軟骨などの生成などに欠かせない成分なので、減少が気になる方は外から補ったほうが良いといわれています。

 

外から補ったグルコサミンの吸収率は8割程度です。吸収しやすい成分と考えられています。

 

一般的なサプリメントに配合されているグルコサミンは、グルコサミン塩酸塩かグルコサミン硫酸塩です。

 

これらの成分は天然にはほとんど存在しません。

 

グルコサミンを配合したサプリメントの中には、N-アセチルグルコサミンを配合しているものがあります。

 

N-アセチルグルコサミンとは、肌や関節などに存在するグルコサミンと同じ形をした成分です。

 

天然に多く存在するため、天然型グルコサミンと呼ばれています。

 

こだわりたい方は、N-アセチルグルコサミンを配合したサプリメントを利用するとよいかもしれません。

 

ではグルコサミンの効果・効能は?実際にどのようなものでしょうか。グルコサミンには様々な効果・効能を期待できるといわれています。

 

代表的なモノを紹介します。

 

軟骨の再生を促進

 

関節の骨は、骨と骨がこすれるのを防ぐため軟骨に覆われています。

 

グルコサミンには軟骨の修復と再生を促進する働きが期待されています。

 

腸から吸収されたグルコサミンが、関節軟骨の成分として利用されるとともに軟骨細胞などを作る細胞を活性すると考えられているからです。

 

これらの働きにより、グルコサミンは軟骨が分解されるのを防ぎ、軟骨の再生を助けるといわれています。

 

保湿効果

 

グルコサミンはお肌の潤いを保つヒアルロン酸の主成分です。

 

このことから、グルコサミンには保湿効果も期待できるといわれています。

 

もちろん、保湿のためにグルコサミンではなくヒアルロン酸を摂ることもできますが、ヒアルロン酸は分子が大きいため経口摂取しても吸収されづらいと考えられています。

 

グルコサミン・ヒアルロン酸とも、加齢とともに体内に存在する量は減っていきます。

 

グルコサミン効能効果が立証できない理由

 

では本題に入ります。

 

上記のようにグルコサミンを摂取することで、上記の効果は確実に期待できるのでしょうか。

 

実際に、おじいちゃん、おばあちゃんの膝が痛くならないのか、という話です。実はこれには賛否両論あっていまだに科学的根拠は明らかとなっていません。

 

効能効果が証明されていない理由をご紹介しましょう。

 

それはグルコサミンを摂取することで、都合よく膝にグルコサミンが到達するわけがない。という意見です。

 

人間は消化、吸収、代謝、排泄を行います。吸収の段階でグルコサミンが都合よく膝や関節に吸収されるように人間の体は調整されていません。

 

加齢に伴い減少しますが、本来、人間本位で生成できるものですので、吸収するようにはできていないのです。

 

一方で肯定派は、ヒトの体の構造は複雑であり、間接的に影響を与える可能性がある。という意見。

 

実際にグルコサミンが有用性を示したと実証した企業もあったりと、一概に否定はできないです。

 

痛みに個人差があるように、効果にも個人差があるのも一つの考えとしてあります。

 

ただ、機能性栄養商品であり、はっきりとした科学的根拠に基づく臨床試験が実施され効果が立証された「医薬品」ではないのです。

 

現状としては、はっきりと、効果があるとは言えないようですが、意味ない。ともはっきり言えないようです。

 

しかし関節痛には恐らく、グルコサミン以外にも日常生活動作に問題がある事が多く、多くは過度な運動か、運動不足であると言われていますので、まずはグルコサミン摂取する前に痛みの原因はどこにあるのか。

 

専門医療機関への相談をお勧めします。

 

まとめ

 

グルコサミン関連のサプリメントは沢山あります。

 

それは加齢において多くの人々が関節痛に悩まされる背景から生まれました。

 

しかし日常生活動作において、主に 歩く、立つ、座る、自分の力で暮らしていくためのものであり、グルコサミンは「行能力の向上」を助ける機能を確認した機能性表示食品との事です。

 

グルコサミンを摂取するだけで「関節痛」や行動機能の改善は見込めませんので、まずはグルコサミンを服用する前に専門医療機関への相談をお勧めしましょう。

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