新人薬剤師に伝えたいこと

薬剤師として社会人生活をはじめた君へ

長い学生生活を終えて、国家試験に合格し、一段落したのもつかの間、あっという間に社会人生活が始まってしまいましたね。
君は新人薬剤師としてのスタートに、不安や迷いを感じていることであろう。
この道を選んで本当に正解だったのだろうか?製薬会社やCROなど、他の選択もあったのではないだろうか。これからずっとこの仕事でうまくやっていけるのだろうか。どんなことを目標にすればよいか。モチベーションは続くのだろうか。悩みが尽きないことであろう。
でも安心してほしい。たいきちもそうだった。でも今は違う。この仕事を選んで本当に良かったと思っている。悩みや迷いはほとんどない。
この記事では、新人の君がたいきちのように薬剤師として自信をつけてゆくにはどうすればよいかを伝えたいと思う。そのために君ははまずどんなことを考え、どんなことに気をつければよいか。その結果どんないいことがあるか、何がどのように面白くなってくるのかを解説したいと思う。すべてたいきちの経験談である。

新人薬剤師はどんなことに気をつければよいか

① 一年目は謙虚な姿勢を貫くべし!

一年目の君は、周りの薬剤師たちからいろいろなことを教えてもらったり、指摘される。ときには注意されたり、怒られてしまうこともあるだろう。
君は国家試験に受かったばかりで薬の知識に関しては少し自信があるかもしれない。また、研修で仕事内容のイメージがすでにつかめているかもしれない。しかも、職場には4年制のパートのおばちゃんとかがいて、ぶっちゃけ自分の方が実力は上だよな、と思ってしまうこともあるかもしれない。だが、そのような態度は絶対に表に出さないようにしておこう。周りから何かを教わったときは、「ありがとうございます。」、「わかりました。」、「次から気をつけます。」などの素直で謙虚な姿勢を示すようにしたほうが良い。たとえもうわかっていることであっても、「知ってます。」、「わかっています。」といった言葉を使うのはやめたほうがいい。自分がまだ新人の段階で、知らないこともたくさんある以上、せっかく教えてくれている人が嫌な気持ちになるような返事は避けよう。たとえ嫌でも、自分が我慢するべきである。
逆に、「ありがとう」という感謝の言葉をつたえることはとても重要である。なぜなら、周りの薬剤師たちは、君が成長できるよう、君のためにあえて伝えてくれているからだ。本当は忙しい時に、他人のために自分の時間を使いたくないし、嫌味なことをかわいい一年目に言いたくは無いのである。でもあえて言ってくれている。そのことをよく理解して、教えてくれたことに対して、いつも「ありがとうございます。」という言葉を伝えるようにした方がよい。そうすると、教えたかいがあったと勝手に気分を良くしてくれたり、君のことをかわいらしく思ってくれるようになるからだ。新人のうちは、周りからかわいがってもらったほうが絶対に得である。謙虚な姿勢で真面目さを演出しつつ、おばちゃんたちからかわいがられるようになろう。患者から何かを指摘された場合も同様である。その言葉を謙虚に受け入れて、「申し訳ありませんでした。」、「ご指摘いただいてありがとうございます。」、「次から気をつけるようにしたいと思います。」と素直さを演出しよう。中には気難しい人やクレーマーっぽい人もいるかもしれないが、それでも患者のせいにしてはいけない。自分自身の対応スキルやコミュニケーション能力に不足があると考えたほうが良い。その方がのちのち自分自身の成長につながるので得である。なんでもすぐに患者のせいにすると周りの人に悪い印象を与えてしまうのだ。自分自身の未熟さを受け入れてつつ、先輩や患者のことを敬う気持ちを忘れないようにしよう。

② 今の自分にできることを一生懸命やる。

一年目の君がすべての仕事を完璧にこなすのは無理である。たくさんの薬が処方されている患者の処方監査に時間がかかってしまったり、薬の在庫を考えるのが難しかったり、服薬指導でどんなことを話せばよいかわからなくなってしまったり、上手くいかないこともたくさんあるだろう。でも、それでいいのである。この仕事は失敗が許されない仕事である。しかし同時に、挑戦と失敗を繰り返さなければ成長はありえない。そのジレンマの中で一生懸命やり続けることに意味がある。上手くいかなかったときは、問題を棚上げにせず、次に同じ場面に遭遇したらどういう行動をとるかを具体的にイメージしておくようにしよう。忘れないようメモに書いておくことをおすすめする。そしていざその時が来たら、率先して自分から前に出て再チャレンジするこである。これを繰り返してゆけば、だんだんと自信がついてくるようになる。失敗をおそれていたら何もできないままである。新人だからという言い訳のきくうちに、たくさん挑戦しておくことが大切である。

③ 見様見真似で構わない 意味を考える

はじめはピッキングや調剤しかできることがないと感じるかもしれない。でも、実際は薬の納品、整理、発注、輪ゴムなどの補充、ゴミ捨て、棚卸などやるべきことは無限にある。ひとりひとりがフルで動かないと終わらない量である。やることがないと感じてしまうのは、やるべきことを知らないからである。そうならないために、まずは見様見真似で先輩たちの動きをそのまま真似して手伝ってみよう。意味がわからなくても、手を動かすだけで助かる仕事も山ほどある。そしてやりながら質問してみよう。「これはどうすればよいですか?」、「これはなんのために必要なのですか?」。知らないままで放置しておくより、早めに訊いて身につけてしまったほうが後が楽だし、真面目で一生懸命な姿勢をアピールすることができるので得である。

④ 一回で覚える努力をする メモを取る癖をつける

先輩方は忙しい仕事の合間に、時間を削って君にものを教えてくれている。このことをいつも忘れずにいよう。君が思っている以上に気を使いながら教えてくれている。たとえ知っていると思ったことでも、わかった気にならずに素直に聞こう。メモを取っている姿勢を見せるようにすると好印象である。また、とったメモは家でまとめて、見やすくしておくとよい。一度教わったことは二回目には自力でできるようにしておくことを目標にしよう。何度も同じことを教わるのは失礼だと考えよう。また、直接教わらなくてもマニュアルをしっかり読めばわかるはずの仕事もたくさんある。質問の前には、それがマニュアルに書いてあることかどうかも意識するにしよう。マニュアルに書いてあることはいちいち質問せず自己学習してほしいのが先輩方の本音であるからだ。メモやマニュアルに書いてあることは頭の中でイメージトレーニングを繰り返しておくとよい。ただし、もしわからなくなってしまった場合は、知ったふりをしてごまかさず、正直にもう一度教えてもらおう。

⑤ あいさつをしっかりしよう

あいさつをしないでいると、人間関係がハードモードになることがある。逆に言うと、あいさつを毎日しっかりしているだけで、自然と周りの人たちと仲良くなれるのだ。「おはようございます。」、「お疲れさまでした。」と毎日言えるようになろう。また、たいきちがおすすめするのは、帰り際に言うワンポイントのもう一言である。「明日もまた一生懸命頑張ります。」、「すこしでも上達できるように、これからも頑張ります。」、「今日はミスをしてしまって申し訳ありませんでした。また復習して同じ事のないように気をつけます。」など、未来の自分をイメージさせる、期待させる言葉を付け加えると好印象である。これは新人に限らず何歳になっても使えるし、言うだけならただである。是非真似をしてみてほしい。君を見る目が変わるはずだ。

⑥ 仲間をたくさん作るべし

これがもっとも重要であるかもしれない。同じ店でいつも決まったメンバーで過ごしていると、自分と同じ立場の人が居ないせいで孤独を感じてしまうことがある。でも、安心してほしい。少し視野を広げてみれば、自分と同じことを考えている人、同じ悩みを抱えている人は山ほどいるのだ。彼らと仲間になっておいたほうが圧倒的に得である。近隣店舗の同期やとなりのエリアの人、大学の同級生、会ったことことのないSNS上の仲間でもよい。いつでも相談できる自分と同じ気持ちを共有できる仲間を一人でも多く増やしておくことを強くおすすめする。

心がけるとどんないいことがあるか

以上のたいきちが解説したことを気をつけていくと以下のようないいことが待っているぞ。ここでは箇条書きにとどめておくが、後編ではしっかり解説する。

  1. 周りから期待され、褒められるようになる
  2. 後輩から頼られたり、すごいと言われるようになる
  3. 自分の知識と話術によって、患者が納得する
  4. 想像もつかなかった面白い仲間、尊敬できる上司に出会える

この記事が役に立ったら

フォロー&記事ツイートをお願いします。たいきちを応援してほしい。これからも頑張ってたくさんの記事を更新していきます。

↓クリックしてこの記事をツイートする!

↓たいきちをフォローせよ!