この記事では積立nisaの始め方を紹介していきます。
- 積立nisaに興味があり、どのようなものか知りたい
- 投資の知識はないが、資産運用を始めていきたい
といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも積立nisaとは?
そもそも積立nisaとは非課税で投資ができるという制度。
配当金や譲渡益(売った際の利益)はおよそ20%程度の税率がかかるため、それらを気にせず積立投資を行っていける点がメリット。
また、
- 最小100円から投資を始められる
- 手数料が安かったり、リスクが低かったりする金融商品を取り扱っている
といった点も特徴的で、投資初心者でもかなり始めやすい制度だといえるでしょう。
加えて、扱っている銘柄は金融庁が認可しているものばかりですので、
- どの銘柄にしようか迷ってしまう
- リスクや手数料が高い銘柄に手を出してしまい、損をしてしまう
といった心配もかなり少なく、安心して始めやすい点が嬉しいです。
ideco、一般nisa、積立nisaの違い
積立nisaに似ているものとして、idecoや一般nisaが挙げられます。
これらの違いを表組にしてみましたので、参考にしてください。
概要 | 非課税の期間 | おすすめな人 | |
積立nisa | 非課税で積立投資ができる | 20年間 | ・投資初心者
・少額から始めていきたい方 |
一般nisa | 非課税で自由に売り買い可能な投資ができる | 5年間 | ・投資経験者
・ガッツリ株取引を行いたい方 |
ideco | 掛金控除で積立運用でき、60歳以降に引き出せる | 運用益のみ無期限で非課税 | ・自営業などで控除対象を増やしたい方
・60歳まで現金化できなくてもよい方 |
それぞれこのような特徴となっており、積立nisaは「投資初心者で少額から積み立てていきたい」という方にはおすすめだといえます。
また、非課税の期間が最大20年と非常に長いので、老後のための備えとして長期で運用していく場合にも活用可能です。
ただ、金融庁が認可している銘柄のみしか取り扱っていないので、銘柄が少なかったり、積立しかできなかったりする点は、人によってはデメリット。
加えて、 自営業などで控除対象を増やしたい場合などはidecoに軍配が上がるケースも。
積立nisaの始め方3ステップ!
ここからは積立nisaの始め方を3ステップで紹介していきます。
- 口座開設する金融機関を選ぶ
- 口座開設を行う
- 入金を済ませ、取引を開始する
① 口座開設する金融機関を選ぶ
積立nisaを始める場合、まずは口座開設をする必要があります。
以下3つのポイントを踏まえ、マネックス証券や松井証券、
SBI証券
などから適切な金融機関を選びましょう。
- どういった商品を取り扱っているか
- 最低投資額はいくらからか
- その他特典やサービスの有無
なお、手続きこそ必要ですが1年経てば金融機関を変更することが可能ですので、金融機関選びはそこまで慎重にならなくても大丈夫です。
② 口座開設を行う
続いて、口座の開設を済ませましょう。
金融機関によって多少違いはあるでしょうが、口座開設は大まかに以下のような手順を踏む必要があります。
- まず総合口座を開設し、その後nisa口座を開設へ進む(同時にできる場合も)
- 個人情報の入力やマイナンバーカード・本人確認書類をアップロード
- 証券会社から送られてきたパスワードでマイページへログイン
基本的には画面の指示通りに進んでいけば大丈夫ですので、そこまで難易度は高くないはずです。
口座開設のおすすめはマネックス証券です。
③ 入金を済ませ、取引を開始する
口座を開設したら、入金をして取引をスタートしていきましょう。
開設した口座の総合口座に入金して積み立てていくのが基本ですが、
- 特定の口座からの引き落とし
- 特定のATMや銀行からの入金、振込
- クレジットカード払い
などでも積立を行うことが可能です。(金融機関によって異なります)
ただ、定期的に積み立てていくことを考えると、総合口座かクレジットカードからの引き落としで手間を減らすのがいいでしょう。
積立nisaで銘柄を選ぶ際の3つのポイント
最後に、積立nisaで運用を行っていく際の「銘柄の選び方」を紹介していきます。
積立nisaの対象商品は金融庁が指定しているものであるため、基本的に信頼度は高いのですが、どうせなら少しでも利益が出るものを選びたいですよね。
以下3つを基準に投資対象を選んでみてください。
- インデックスかアクティブかで選ぶ
- 手数料がなるべく安いものを選ぶ
- 値動きを見て適宜調整を行う
① インデックスかアクティブかで選ぶ
投資先を決める際は、インデックスかアクティブかを基準としましょう。
これは、簡単に言えばハイリスクハイリターンで勝負に出る(アクティブ)か、ローリスクローリターンで堅実に運用していく(インデックス)かということ。
初心者のうちはインデックスを選び低リスクで運用していくのが好ましいですが、慣れてきたらアクティブの方にも分散投資していき、バランスよく積み立てていくといいでしょう。
② 手数料がなるべく安いものを選ぶ
続いては、手数料(信託報酬)にも注目しましょう。
手数料はノーロード(0%)のものから1%のものまで様々ですが、扱う額が大きくなるほど最終的な利益に直結してきますので、安いに越したことはありません。
一見よさそうに見える銘柄でも「手数料を考慮するとそうでもない」というケースも珍しくないので、こちらも判断基準として意識しておくのがおすすめです。
③ 値動きを見て適宜調整を行う
最後に、値動きを見ながら適宜リバランス(調整)を行うことも大切です。
先ほど、初心者のうちは低リスクの銘柄を選ぶのがおすすめだと述べましたが、リスクが低いと利益もそれなりに落ち着いてしまうのがネック。
よって、インデックスファンドに多く投資してローリスクで着実に運用が出来ているのであれば、タイミングを見てアクティブファンドへ分散投資をするなども試してみましょう。
運用状況のバランスを見つつ適切な分散投資が行えるようになれば、きっとより効果的な資産運用を実現できるはずですよ。
積立nisaを始めよう!
今回は積立nisaの始め方について紹介してきました。
積立nisaは初心者におすすめの制度で、堅実に積立運用していくことで老後やライフイベントのための蓄えを確保していくことが期待できます。
薬剤師は収入が比較的高めであるため、給与のうち僅かでも資産運用に回していってみてはいかがでしょうか?
運用していくうちに知識もついてくるので、きっとどんどん効果的な運用を行っていけるはずですよ。
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