配当型ウォレットは危険?メリット・デメリットとおすすめの配当型ウォレット

仮想通貨を保管する上で必要となるウォレットですが、「配当型ウォレット」っていったい何なのでしょうか?

本記事では以下の内容について紹介していきます。

  • 配当型ウォレットのメリットとデメリット
  • 配当型ウォレットの選び方
  • 配当型ウォレットがおすすめな人
人気商品

配当型ウォレットとは

配当型ウォレットとは、「預けている仮想通貨の量に応じて配当が貰えるというモノ」です。

仮想通貨を「ただ保管しておくだけ」の通常のウォレットと比較すると、より効果的な運用が期待できそうですね。

実際はどうなのか、メリットとデメリットを詳しく見てみましょう。

配当型ウォレットのメリット

配当型ウォレットのメリットは、やはり「預けていることで配当が貰える」点に尽きます。

配当型ウォレットによって

  • 配当の利率
  • 対応している銘柄

が異なるので、これらを踏まえて適切なモノを選びましょう。

また、引き出しの際手数料がかかりますが、預けている期間の長さに応じて減額されるケースがほとんどです。

配当型ウォレットのデメリット

配当型ウォレットのデメリットは以下の3点です。

  • 元手となる仮想通貨が少なければ配当も少ない
  • 利用できない仮想通貨もある
  • 運営会社でトラブルがあれば被害を被る可能性がある

元手となる仮想通貨が少なければ配当額もあまり期待できませんし、銘柄によっては「対応している配当型ウォレットが1つもない」ということも有り得ます。

そして何より、配当型ウォレットの運営会社でトラブルが起きた場合、仮想通貨が出金できなくなったり、仮想通貨を全て失ってしまったりという可能性も0ではありません。

配当型ウォレットの選び方

続いては「配当型ウォレットの選び方」を紹介していきます。

効果的な運用をするために、ぜひ以下の基準を参考にしてください。

最低投資額で選ぶ

まずは配当型ウォレットの最低投資額をチェックしましょう。

最低投資額が大きいと自身の保有量では利用できないケースもありますので、どの程度の額から利用できるかは重要なポイント。

最低投資額は基本的に500~1000ドル程度ですが、中には「SBLOCK(エスブロック)」という10ドルから始められる配当型ウォレットもありました。(現在は公式サイトにアクセスできなくなっています)

自身の懐事情と相談しつつ、始めやすそうな配当型ウォレットを選ぶといいでしょう。

安全性で選ぶ

続いて、安全性で配当型ウォレットを選ぶことも大切。

これは先ほども述べた「運営会社のトラブルによって仮想通貨が出金できなくなったり、仮想通貨を失ったりする」などのトラブルを考慮した選び方です。

「そんな心配いらないでしょ」と考える方もいるかもしれませんが、以下のようなケースが実際に発生しています。

  • 仮想通貨取引所「Zaif」において、不正アクセスで仮想通貨67億円が消失している事例
  • 配当型ウォレット「プラストークン」において、創設者が逮捕&出金ができない事例

前者の場合は会社が不足分の仮想通貨を調達するなどの対応をしたようですが、配当型ウォレットを選ぶ際は、

  • セキュリティは万全か
  • トラブルが起きた際きちんと保証してくれるのか
  • そもそも信頼できる会社なのか

といった視点を持っておくことはとても重要です。

参考:「Zaif(ザイフ)」仮想通貨67億円が消失 東京商工リサーチ

参考:プラストークン関係者逮捕 COINJINJA

配当・取り扱い銘柄で選ぶ

続いて、配当や取り扱い銘柄で選びましょう。

基本的に銘柄は人気なものを取り扱っているものが多いですが、これはシンプルに人気がある銘柄の方が運用しやすいからだと思われます。

しかし、中には「人気な銘柄を預かるだけ預かって持ち逃げする」という悪質な会社もあるため、注意しましょう。

配当額・利率で選ぶ

最後に、配当額・利率で配当型ウォレットを選びましょう。

これはいうまでもなく、配当額や利率が大きい方が効果的な運用が期待できるからです。

「自分の保有量だとどれくらいの配当が得られそうか」をチェックしておくといいでしょう。

配当型ウォレットはこんな人におすすめ

結論から言うと、配当型ウォレットはそこまでおすすめできません。

なぜなら、配当型ウォレットの多くは「ポンジスキーム」という手法を用いて運営しているからです。

  • 利用者から資金を預かる
  • 預かった資金を配当に回す
  • 新規利用者をどんどん増やして利益を出す

先ほど述べた事例のように逮捕者も出ており、「出金できない」との声も多数あります。

その他配当型ウォレットは海外の取引所も多いため、何かあった時のことを考えると、圧倒的にリスクが大きいです。

配当が貰えないにせよ、通常の取引所で仮想通貨を保管しておいた方が安心だといえるでしょう。

ただ、全ての配当型ウォレットが危険というわけでもないので、「仮想通貨を多く保有しており、効果的に運用したい」という方は利用を検討してもいいと思います。

代表的な配当型ウォレット5選

それでは、代表的な配当型ウォレットを5つ紹介します。

プラストークン

最低投資額:500ドル~
安全性(トラブルの有無):問題あり
取り扱い銘柄:XRP,BTC,DASH,ETHなど8種類
配当利率:10%(日利約0.3%)

配当型ウォレットというとまず真っ先に挙げられるのがプラストークンです。

海外から上陸した配当型ウォレットで、複数の取引所の価格差を利用して利益を得る「アービトラージ」という手法を用いて運用を行っていました。

2019年7月、創業者の1人が逮捕されることを皮切りに出金できない状態が続いており、持ち逃げではないかという声も多数囁かれています。

SBLOCK

最低投資額:10ドル~
安全性(トラブルの有無):問題あり
取り扱い銘柄:BTC,ETH,NEM,EOSなど全25種類
配当利率:6~20%

SBLOCKも海外発の配当型ウォレットで、最低投資額が10ドルからと、かなり始めやすい点がメリットでした。

しかし2020年10月に急に出金停止となってしまい、挙句資産が強制的に「USDS」に変換されるという事例が起きています。

現在公式サイトにもアクセスできなくなっており、こちらも持ち逃げという声が多数。

WOTOKEN

最低投資額:1,000ドル~
安全性(トラブルの有無):問題あり
取り扱い銘柄:BTC,ETH,EOS,USDT
配当利率:6%~18.6%

WOTOKENも海外発の配当型ウォレット。

2019年7月に「3人の新規会員を招待しなければ出金できない」というアップデートがなされ、一気に使いづらくなってしまったようです。

これを見る限りポンジスキーム(ねずみ講)である可能性が高そうですが、案の定2020年5月にWOTOKENの運営者は詐欺容疑で逮捕されています。

参考:WoToken詐欺と判明、関係者逮捕 COINPOST

エンジェリウム

最低投資額:300ドル~
安全性(トラブルの有無):問題なし
取り扱い銘柄:BTC,ETH,USDT
配当利率:4.5~9%

エンジェリウムは2019年6月にリリースされた配当型ウォレットです。

エンターテイメントプロデューサー兼実業家である久保武士(Rio)氏が創業したことから注目を集めています。

最低30日の元本ロックこそあるものの出金自体は可能であり、今のところ問題は起きていません。

YACHTTOKEN

最低投資額:500ドル~
安全性(トラブルの有無):問題なし
取り扱い銘柄:ADA,XRP,ETH,BTC
配当利率:6%

YACHTTOKENは2019年7月から日本で先行スタートしている配当型ウォレットです。
出金が現在問題なく確認できていることと、世界中でヨットのシェアリング事業をしていることから収益の柱もあるため、支払いに関しての信頼性は比較的高いと思われます、

配当型ウォレットを利用する際の注意点

配当型ウォレットを利用する際には注意点がいくつかありますので、しっかり押さえておきましょう。

元本ロックがかかっているか注意

元本ロックとは、元本を出金するまでの日数制限のこと。

その日数の間は元本を引き出せないため、運営会社が悪質であった場合、そのまま持ち逃げされるリスクが生じます。

また、元本ロックはポンジスキームとも相性がいいため、余計に注意する必要があるでしょう。

ウォレット参加時期に注意

ウォレットの参加時期にも注意が必要。

配当型ウォレットには以下2つの特徴があります。

  • アフィリエイト制度などを用いている場合が多く、新規参入しているほど多くの会員を招待できる
  • 独自の仮想通貨を配当にしているケースが多く、どんどん値上がりしていってしまう

よって、配当型ウォレットへの参加時期は早ければ早いほど得しやすいです。

元本割れのリスクがあるか

また、配当型ウォレットは元本割れリスクがある点も覚えておきましょう。

そもそも配当型ウォレットは配当がかなり高い点がメリット。

ですが、高配当ということは、運営会社が少しでも回らなくなった際に高配当を還元できず、運営会社の資金がショートしてしまう可能性が非常に高いです。

元本割れしてしまえば高配当も意味がありませんので、注意しましょう。

出金不可能リスクがあるか

最後に、出金不可能リスクに関しては特に注意しておきましょう。

今回紹介してきたように、配当型ウォレットは運営会社が悪質なものが多く、出金不可能にして持ち逃げを行うケースがいくつも発生しています。

いくら高配当であろうと、それを出金できなければ損して終わりですので、何より「安全第一」な運用を心がけることが大切です。

配当型ウォレットよりもおすすめのウォレット

ここまで紹介してきたように、配当型ウォレットはあまりおすすめできません。

配当が貰えるのは魅力ですが、それ以上に出金できなかったり等のリスクが大きすぎます。

また、そもそもウォレットは2種類に大別でき、

  • ホットウォレット:ネットに接続された状態で仮想通貨を保管するウォレット
  • コールドウォレット:オフライン状態で仮想通貨を保管するウォレット

このうちホットウォレット(配当型ウォレット含む)は、「Zaif」が67億円損失したようにハッキングのリスクもあります。

これらのことから、オフライン環境で利用できるコールドウォレットで仮想通貨を保管するのが最も安全性が高いです。

その中でも特におすすめなのは、USB型のコールドウォレット「Ledger Nano S」。

安全性が高いことは勿論、USB型で入出金も簡単にできますので、ウォレットを検討する際はぜひご活用ください。

配当型ウォレットのまとめ

今回は配当型ウォレットのメリット・デメリットについて紹介してきました。

配当型ウォレット関連のトラブルや詐欺まがいの事例も多いため、利用する場合はちゃんと信頼できる会社かどうか等をきちんと調べることが大切です。

結論として配当型ウォレットは危険性が高くおすすめできませんし、ハッキングで仮想通貨を失う事件も発生していますので、コールドウォレットで保管するのが最も安全だといえるでしょう。

仮想通貨は安全かつ堅実に運用するのが一番ですので、ぜひコールドウォレット「Ledger Nano S」の利用を検討してみてください。

銘柄の多いCoincheck(コインチェック)という取引所で仮想通貨購入、「Ledger Nano S」のアドレスに送金という流れになります。ちなみにCoincheck(コインチェック)にはお得なレンディングサービスがあって貸し出すと年利5%の配当があるからどちらを保管先にするのか迷いますよね。

ウォレットの必要性についてはこちらの記事も参照してください。

関連記事

  2018年1月に発生したコインチェックのNEM盗難事件以降、仮想通貨の管理においてセキュリティの強固なコールドウォレットがますます世間の注目を集めていますが、コールドウォレットとはどのようなものなのでしょうか。 &[…]

たいきちのアイキャッチ画像

 

人気商品