鎮痛薬バファリンプレミアムは他と何が違うのか? たいきち流薬剤師解説術!

バファリンプレミアムとは

バファリンプレミアムは、薬局やドラッグストアで販売されている市販の鎮痛薬である。LIONが販売するバファリンシリーズのうち、大人向けで最も鎮痛作用が強いものがバファリンプレミアムである。この記事ではバファリンプレミアムにはどのような成分が入っているのか、ロキソニンやイブなどの他の鎮痛薬と何が違うのか、どのような場合におすすめするかをたいきちが解説する。

他の鎮痛薬と何が違うのか?

バファリンプレミアムの最も大きな特徴は、2種類の鎮痛成分が入っている点である。ロキソニンやイブは1種類である。バファリンプレミアムには、イブと同じ成分であるイブプロフェンと、もう一つアセトアミノフェンという成分が入っている。イブプロフェンはCOX阻害薬といわれる鎮痛成分で、解熱・鎮痛・抗炎症作用がある。これはロキソニン(成分名;ロキソプロフェン)と同系統の成分である。違いはロキソプロフェンが0.45~0.79時間で作用発現し、1.3~2時間効果が持続するのに対して、イブプロフェンは1~2時間で作用発現し、3~6時間効果が持続する。つまりバファリンプレミアムはロキソニンよりも持続性に優れていると言える。また、もう一つのアセトアミノフェンは、イブプロフェンとは異なる作用で鎮痛作用・解熱作用がを示す。イブプロフェンは末梢神経に作用し、アセトアミノフェンは中枢神経に作用する。アセトアミノフェンは特に解熱作用が高いので、痛みだけでなく、発熱を伴う場合にも効果がある。つまり、バファリンプレミアムは他の鎮痛薬よりも鎮痛作用に優れ、持続性があり、十分な解熱作用がある

追加の補助的成分も含まれている

バファリンプレミアムは、上述の主要な鎮痛成分に加えて鎮痛補助成分である無水カフェインとアリルイソプロピルアセチル尿素が含まれている。これは特に頭痛に対して効果を発揮する。また、イブプロフェンは胃部不快感などの胃の副作用の報告があるが、胃粘膜保護成分として含まれている乾燥水酸化アルミニウムゲルが高い胃障害抑制効果を示すため、副作用対策となる。

どんなときに選べばよいか

バファリンプレミアムは、コスパよりとにかく効き目の強さを重視したい場合に選ぶとよいだろう。体性痛と言われる頭痛・肩こリ痛・月経痛(生理痛)・腰痛・関節痛・筋肉痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛など、身体の痛みに効果がある。頭痛には補助的成分も含まれている。イブプロフェンは抗炎症効果もそこそこあるため、喉の痛みや関節痛など、強い炎症を伴う痛みにもおすすめである。そしてアセトアミノフェンは十分な解熱作用を示すため、風邪のひきはじめで悪寒・発熱・頭痛・喉の痛みが主要な場合にも使用できる。鼻水には効かないが、他の総合かぜ薬に比べると眠くなりにくい。神経痛(ピリピリ、ジンジン)にも一応適応があるが、他の治療方法があるかもしれないので、たいきちは受診の方をおすすめする。内臓痛(キリキリ、ズーン)の場合には効きにくいので他の薬を選ぶべきである。

注意すべき副作用は?

胃粘膜、腎臓、末梢血管の血流低下による胃粘膜障害、腎障害、四肢血行不良に注意する必要がある。そのため、胃痛、むくみ、手足の冷えが現れた場合は念のため一旦中止して薬剤師に相談するとよい。ちなみに、眠くなることはない。また、頭痛に効くはずのバファリンプレミアムであるが、使いすぎることでさらなる頭痛を誘発する薬物乱用頭痛というものがあるので注意が必要である。目安として一ヶ月に10回以上頭痛で服用するような方は、一度脳神経外科などの病院を受診することをお勧めする。まれに肝障害によるだるさや黄疸などの副作用も考えられる。アルコールとの相性は悪い。

成人15歳以上のみ使用可能

15歳未満は使用しないこと。上述の副作用リスクが大人より高くなる。

15歳未満の場合、小児用バファリンチュアブルなどの他の薬をお勧めする。これらのアセトアミノフェン製剤は、鎮痛作用はロキソニンやイブに劣るものの3才から服用できるものがある。


※ オレンジ味で水なしで服用できる。

妊娠中はどうすればよいか?

我慢できる程度の痛みなら自己判断での使用は避けた方が無難である。特に妊娠4週目~12週目は胎児にとってデリケートな時期である。また、28週目以降(=出産予定日の12週以内)は陣痛に関わる可能性を否定できないため禁止である。鎮痛薬は医師の判断のもと妊娠中に使用される場合もあるので間違えて飲んでしまっても過度な心配は不要だが、極力婦人科医との相談のもとで使用しよう

一方、タイレノールAなどのアセトアミノフェンが単独で配合されている薬は妊娠中でも使用可能である。バファリンプレミアムにに劣るものの解熱・鎮痛作用がある。

授乳中は非推奨

禁止ではないが、たいきちはおすすめしない。鎮痛成分のうちアセトアミノフェンはともかく、イブプロフェンは赤ちゃんには使われない成分なので微量とはいえ避けておいてほしい。医師と相談の上、使用することをおすすめする。

授乳中は、強さは劣るがタイレノールAがおすすめである。タイレノールAはアセトアミノフェン単独の市販薬である。アセトアミノフェン単独であれば乳幼児の治療でも使用されることがあるので母乳中に少し含まれていても問題ない。

その他の使用禁止例

消化性潰瘍、血液の病気、肝臓が悪い、腎臓が悪い、肝臓が悪い、アスピリン喘息などの持病がある場合は使用を避け、医師の診察を受けて適切な薬を処方してもらおう。

1日何回まで使えるか?

1日3回まで服用可能である。ただし間隔が短いほど、回数が多いほど副作用のリスクは上がる。漫然と使用せず必要時だけにしよう。間隔は食事と食事の間くらい、できれば6時間以上はあけて欲しい。空腹時を避けたほうが胃部不快感を防ぎやすい。

常備薬として

最強の常備薬として持っていて損はない。

コスパ重視なら

こちらを参照せよ

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