【良性発作性頭位めまい症】薬に頼らないめまいの対処法を薬剤師が解説!

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【良性発作性頭位めまい症】薬に頼らないめまいの対処法を薬剤師が解説!

 

こんにちは。たいきちです。

 

こんかいは「めまい」の対処法です。

 

たいきち自身はめまいはあまりおこらないですが、母からはしょっちゅうめまいが気になると相談されます。

 

どうすれば改善できるのでしょうか?

 

はじめに

 

良性発作性頭位めまい症とは、頭を動かしたときや一定の頭位をとったときに、視界が回る、もしくは揺れるといった強いめまいが生じ、それに伴う吐き気・嘔吐が特徴の耳の病気です。

 

良性発作性頭位めまい症はよくみられる病気で、頭の位置が変化して内耳にある後半規管が刺激されると、それに反応して、短時間の回転性めまい(動いたり回転したりしているような感覚)が生じます。

 

この病気の発作の大部分は、典型的には朝目覚めて最初に寝返りをうったときや、棚の高いところに手を伸ばそうとして頭を後ろにのけぞらせたときなど、頭の位置を変えたときに引き起こされます。

 

良性発作性頭位めまい症は通常、正常であれば内耳の一部分(卵形嚢と球形嚢)に収まっているカルシウムの粒(耳石)が、そこから剥がれて内耳の別の部分(後半規管が最も一般的)に入ったときに生じます。

 

耳石が後半規管の中にある神経受容体(有毛細胞)が過剰に刺激され、その結果、動いたり回転したりしているような感覚が生じます。

 

本日は受診や薬に頼る前に自分でできる対処法についてご紹介します。

 

良性発作性頭位めまい症になりやすい原因とは

 

耳石がどうして剥がれてしまうのかは、はっきり分かっていませんが、まずスポーツなどで頭を強く打った際に耳石が剥がれやすくなることが挙げられます。

 

また、耳石はカルシウムの小さな粒であるため、カルシウムの代謝障害によって剥がれやすくなります。

 

中高年の方の場合は、めまいの症状がなくても耳石が剥がれて溜まっている可能性があります。

 

耳石は一つ一つは小さな粒ですが、剥がれた耳石の量が増えてひとつの塊になるとめまいなどの症状を引き起こしやすくなります。

 

これが良性発作性頭位めまい症の原因となります。

 

受診や薬に頼る前に自分でできる対処法と予防

 

対処法

 

良性発作性頭位めまい症は簡単に治療できると考えられています。

 

まずは運動療法です。

 

この運動療法は、患者さんご自身で行えるセルフケアです。

 

受診や薬に頼る前にご自身で対処しましょう。

 

  1. ベッドの中心あたりに、足を下ろして座り、体をゆっくり横に倒して、そのまま60秒数えます。
  2. 60秒数え終わったら、体をゆっくり起こして元の姿勢に戻ります。
  3. 次にゆっくり逆側に倒れて横になり、60秒数えます。
  4. そしてまた、ゆっくり体を起こして元の位置に戻ります。
  5. ベッドの中心あたりに、足を下ろして座り、体をゆっくり横に倒して、そのまま60秒数えます。
  6. 60秒数え終わったら、体をゆっくり起こして元の姿勢に戻ります。
  7. 次にゆっくり逆側に倒れて横になり、60秒数えます。
  8. そしてまた、ゆっくり体を起こして元の位置に戻ります。

 

左右1セットにして3回。これを1日1回、寝る前に行いましょう。

寝る前に行うと、寝がえりや起床時のめまいが起こりにくくなります。

 

最初は、頭の位置を変えるとめまいが起こることがありますが、続けているうちに、徐々に症状が軽くなります。

 

また、昨今ではYouTubeなどで、めまいの改善法などが動画で説明されています。

 

具体的には以下のような動作が動画で詳しくご紹介されています。

 

【枕やクッションを準備します。座った姿勢で頭を左45度に向け、この向きのまま体を後ろに倒します。このとき、頭は枕を利用して低くなるようにします。このまま30秒間保ちます。つぎに正面を向き、30秒。そして、右45度に向き、30秒。この向きのまま、体ごと右に向き、30秒キープします。最後に体を起こします。】

 

必要なのは、ただ耳石を後半規管から症状を引き起こさない場所に動かすだけです。

 

良性発作性頭位めまい症の影響を最も受けることが多いのは後半規管ですが、ときに外側半規管が影響を受けることもあり、その場合患者は丸太のように体を転がすことで症状を軽減できます。

 

短期的に症状を和らげるために、医師がメクリジンやベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、ロラゼパムなど)といった前庭機能を抑制する薬を処方することがありますが、これらの薬は長期的に使用しても効果的ではなく、症状を悪化させることがありますので注意が必要です。

 

予防

 

良性発作性頭位めまい症を予防するポイントは、耳石を三半規管にためないこと。

 

そのために、日常生活では、次のようなことに注意してください。

 

同じ方向で横向きに寝ない

 

いつも同じ向きで頭を横にして寝ていると、下側の耳の三半規管に耳石がたまりやすくなります。

 

横向きに寝た姿勢でテレビを見続けたりするのは控えましょう。

 

寝返り運動を行う

 

頭をよく動かすと耳石が1か所にたまりにくくなります。

 

そこで、起床後と就寝前に寝床で、次のような「寝返り運動」を行いましょう。

 

まず左向きで10秒間、ゆっくりあおむけになって10秒間、右向きで10秒間、あおむけに戻って10秒間数えます。

 

これを1回とし、10回程度続けます。

 

頭の位置を高くして寝る

 

寝るときに頭を少し高くすると、耳石が三半規管に入りにくくなります。

 

枕を高くしたり、上半身に傾斜をつけたりすれば予防に役立ちます。

 

以上の事を注意してみましょう。良性発作性頭位めまい症を予防となります。

 

まとめ

 

良性発作性頭位めまい症は、寝返りをしない人に起こすことが多いことも判明しており、再発防止には寝返りの姿勢や運動を意図的に実施してあげることも有効だと考えられています。

 

また、睡眠不足やストレスなども良性発作性頭位めまい症を引き起こす原因になっていると考えられているため、ご自身がめまいを起こしやすい状況などを把握し、めまいを起こさないような生活に変えていくことも大切です。

 

あまりに再発を繰り返すようであれば、他の病気が原因となっていることも考えられますので、自身の対処法で改善しない場合は必ず医療機関を受診しましょう。

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