にんにくサプリは「ほどほど」に!薬剤師がにんにくサプリメントについて解説!

にんにくサプリは「ほどほど」に!薬剤師がにんにくサプリメントについて解説!

 

こんにちは。たいきちです。

 

たいきちは「にんにくのつぶやき」が好きです。

 

焼肉屋さんに行ったときは必ず注文します。

 

今回はにんにくサプリメントの話です。

 

はじめに

 

皆さんはニンニクには比較的、肯定的なイメージをもたれている方も多いのではないでしょうか?

 

実際にニンニクは様々な効能効果が期待でき、実際にニンニクから様々なドリンクやサプリがあります。

 

コンビニやAmazonなどで検索すると沢山のニンニクに関連するサプリメントがあります。

 

しかし一方で、にんにくを食べ過ぎると次のような症状が起きる場合があります。

 

たとえば、

 

  • お腹が痛くなる
  • 血が止まりにくくなる
  • 皮膚が荒れる

 

などの副作用がある事はご存じでしょうか。

 

「元気になる」「疲れがとれる」なんてニンニクサプリを過剰摂取してもやはり睡眠など規則正しい生活がとても大切だという事です。

 

にんにくに効能・効果の中心となるのはアリシンを中心とするイオウ化合物です。

 

これらはあのにんにくの強烈なニオイの素でもあります。

 

ただし、元々のにんにくにはアリシン等は含まれていません。

 

にんにくに含まれているのはアリインという成分で、にんにくを切ったりすりおろしたりするとこのアリインにアリナーゼという酵素が反応し、アリシンに変化するのです。

 

にんにくには強力な抗菌・殺菌、解毒作用があります。

 

これはにんにくのニオイの元であるアリシンという成分によるものです。

 

にんにくの殺菌作用がどのくらい強力かと言うと、にんにくの精油を12万倍に薄めてもチフス菌やコレラ菌を殺すと言われる程です。

 

この抗菌・殺菌作用が様々な病気から体を守ります。

 

にんにくが疲労回復や滋養強壮に効果的なのは、にんにくにビタミンB1の吸収率を高め、ビタミンB1を貯蔵できる形に変える効能があることと大きな関係があります。

 

ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝に欠かせない補酵素で、言わば元気促進ビタミンなのです。

 

しかし、ビタミンB1は吸収率が低く、大量に摂取しても一度に5~10mg程度しか吸収されません。

 

あとは排出されてしまうのです。

 

にんにくから生成されるアリシンはビタミンB1と結びつくことによってアリチアミンという物質に変化します。

 

アリチアミンはビタミンB1の吸収率を高めるだけでなく、余分なビタミンを体内に貯蔵する働きがあります。

 

この性質を利用したのが栄養剤で有名な「アリナミン」なのです。

 

にんにくには活性酸素を除去する抗酸化作用があることもよく知られています。

 

活性酸素とは様々な病気や老化の原因とされる一種の有害物質です。

 

抗酸化作用を持つ物質としてはビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類が有名です。

 

にんにくにもα-トコフェロールといったビタミンEが含まれていますが、にんにくにはアリシン、アホエンなどのイオウ化合物を中心に実に15種類以上の抗酸化物質が含まれていると言われています。

 

それらの相乗効果によって生み出されるにんにくの強力な抗酸化作用はガン予防、動脈硬化予防、疲労回復、アンチエイジングなど色々なにんにくの効果の要素になっていると考えられます。

 

ニンニクの効果とは

 

にんにくには前述した基本的な4上記の効能に加えその他にも複数の効能があり、それらにより期待できる効果が数多くあります。

 

ここではその中から代表的なものを以下の17にまとめてご紹介します。

 

  • 疲労回復 効果
  • 風邪・インフルエンザ 予防効果
  • コレステロール 低下・抑制効果
  • 血液サラサラ(血流促進)効果
  • 高血圧 予防・改善効果
  • 動脈硬化 予防・改善効果
  • 冷え性 改善効果
  • 食欲増進・食欲不振 改善効果
  • 消化促進・消化不良 改善効果
  • 便秘・下痢 予防・解消効果
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍 予防効果
  • 食中毒 予防効果
  • 肝機能強化・肝臓障害 改善効果
  • 二日酔い 予防・改善効果
  • 癌(ガン) 予防・抑制効果
  • アンチエイジング(老化防止) 効果
  • 糖尿病 予防・改善効果

 

上記で紹介するものはにんにくの品質、調理方法、他の成分との兼ね合い、そしてその人の体質などに大きく左右されるため、必ずしも効果が得られるものではありません。

 

しかし、論理的もしくは過去の研究報告などから比較的効果が期待できるものを選んでいます。

 

ニンニクは取りすぎ注意

 

にんにくを食べ過ぎると次のような症状が起きる場合があります。

 

たとえばお腹が痛くなる、血が止まりにくくなる、息が臭くなる、めまいがする、皮膚が荒れるなど、これらは特に生のにんにくを食べ過ぎた場合に起きる症状ですが、当然、加熱調理したにんにくでも食べ過ぎた場合はこのような症状が起きることがあります。

 

これらの症状が起きる要因には、次のようなにんにくの副作用があるためと考えられます。

 

特ににんにくを食べ過ぎてしまう、もしくは接触する頻度が多い場合、以下のような副作用を起こす危険性があります。

 

胃腸障害

 

にんにく(特に生にんにく)を食べると胃腸障害が起きる可能性があります。

 

れはにんにくの殺菌作用が胃腸内の悪玉菌だけでなく善玉菌も殺してしまうためです。

 

この胃腸障害は腹痛をはじめ様々な症状の要因となります。

 

胃痛・腹痛

 

適量のにんにくは適度に胃の粘膜を刺激し消化を促進させますが、空腹時に生にんにくを食べ過ぎると胃腸を刺激しすぎることとなり、胃痛や腹痛を起こすことがあります。

 

酷い場合は胃壁を荒らすことがあるので注意しましょう。

 

便秘・下痢

 

にんにくを食べ過ぎると消化に必要なビフィズス菌など腸内の善玉菌まで殺してしまうこととなり、消化・吸収がうまくいかなくなります。

 

この為、便秘や下痢といった症状が起きることがあります。

 

口角炎・舌炎・皮膚炎

 

私達の腸内にはビタミンを生産する働きがあります。

 

これは腸内に存在するビタミン生産菌という細菌の働きによるものですが、にんにくを食べ過ぎたり、長期間多くの量を食べるとこのビタミン生産菌も殺すこととなってしまい、ビタミン欠乏症が起きることがあります。

 

特にビタミンB2が不足しやすくなり、その結果、口角炎や舌炎、酷い場合は皮膚炎などの症状が現れます。

 

貧血

にんにくには血液サラサラ効果がありますが、これもにんにくの食べ過ぎなどにより度を超えると溶血作用が強くなり、血中のヘモグロビンが減少することになります。

 

そうなると貧血やめまいといった症状が起きることがあります。

 

血液凝固系の障害がある人は禁忌とされています。

 

アレルギー

 

にんにくはアレルギー要因となることがあります。

 

アレルゲンはアリシンが変化したジアリルジスルフィドで主な症状はアレルギー性皮膚炎です。

 

にんにくを扱う製造業に従事する人や調理師にみられるアレルギー症状です。

 

まとめ

 

上記のように、ニンニクは様々な効能、効果が期待できるものです。

 

しかし過剰摂取には副作用があります。

 

その他、禁忌ではありませんが、抗血液凝固薬や、抗血小板薬でもあるアスピリンとの併用はその効能を強める恐れがあるので避けた方が良いです。

 

また、海外では“Blood-thinning”作用として紹介されるなど外科手術や出産前のニンニク摂取は出血を促進するため注意が必要であると警告されています。

 

その他、妊娠中、授乳中の過剰摂取は危険性が示唆されていますので避けるようにしましょう。